整骨院の運営・経営について【院長経営者向けコンテンツ】

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院を開業する

整体院・整骨院・鍼灸院を開業するには開業資金と技術とやる気があれば簡単にできる!と思っている方!

要注意です。

「僕には患者さんがついている」
「自分で院を開けば技術の良さを分かってくれる」

こんな気持ちでスタートしたら、あっという間に閉院することでしょう。
まあ、5年間耐久できる莫大な資金を持っていれば別ですが・・・

今まで院を任されていた方!

すべて自分の自己資金で院を運営していましたか??
所詮は「人の金」でやっていたに過ぎません。

朝から晩まで誰も来なかったらどうしますか?
診療時間外でも患者さんが来たら診ることができますか?

自分の休みは欲しい。
家族や恋人との時間は大事にしたい。

そんな事は誰でも思っている事です。

要は、開業して1年目に「365日休まないくらいの気持ち」で仕事ができますか??って事なんですよ。

だって医療ですから。

痛くて困った患者さんはいっぱいいますよね。

そのような患者さんに
「もう今日はお終いなんで明日でいいですか?」とか、
「休憩時間なんで後ででもいいですか?」とか、
正直、軌道に乗るまでは言ってられないという事なんです。

患者さんて正直なもんで、患者さんから見た良い先生ってそんな先生でしょ。
患者さんってそのような施術者(先生)の姿勢や気持ちを見ているんですよ。

これが本当の「ホスピタリティー」じゃないですか。

歯科に次いで多いのが整骨院業界

私は歯科コンサルを中心に活動していて、ここ10年近く並行して整骨院のコンサルも行なっています。
ですので、どちらの業界もだいたい理解しています。

整骨院って診療報酬は歯科よりも低く、肉体的にも大変なんですよね・・
ただ、歯科の方が3K「きつい・汚い・危険」が整骨院よりも多いような気がします。

歯科の場合は整骨院と比較にならないくらい初期投資がかかります。
CTやデジタルレントゲン、診療台(ユニット)、人件費も歯科助手、歯科衛生士、勤務医の順番に多くかかります。
など、最初にそれなりの設備を整えておかないと患者さんは足を運びません。

このような色々な要素がありますが、その数多く乱立する中で自分が生き残っていかなければいけません。

自分がいくら頑張っていようと、選ぶのは患者です。

いつか俺の技術を分かってくれるだろう・・・
なんていうような「希望的観測」は数字には直結しません。

かと言って、きっちりかっちり最初に考えた(設計した)としても、実際の自分の経験がなければ、その領域は自分にとって「未体験ゾーン」なので机上の空論で終わってしまう可能性があります。

計算通り患者さんが来るなんて事はありませんからね。

患者さんが多く来ると自分が仕事できた気になってしまう

良くある話ですが、分院を任されていて、1日多くの患者さんが来ていたとしましょう。
「俺、これだけ頑張っているんだから、自分でやったら成功する!」と勘違いする分院長を今まで多く見てきました。

私のコンサルは、そのような安易な気持ちでスタートし、思った通りにいかなかった最下点の状態で「何とかできませんか?」と依頼が来ることが多いです。

どう考えても開院するタイミング(時期)を見誤ったとしか思えません。

誰がどう見ても「開業しても成功しない!」と思われていれば、実際にやっても成功しないもんです。

何ででしょうね??

やってみなきゃわからないでしょ!!(無謀)
自分だったら大丈夫でしょ!!(楽天的)
それで成功している人もいるわけだし!!
と思うかもしれません。

その成功している少数の方に自分が当てはまりますか??
それだけ多くの人からの支持や患者さんから魅力があると思われれば「先生!自分で開院しなよ!」と黙ってても言われることでしょう。
患者さんだけでなく、周りの支持者や仲間や先輩からも多くの支持が得られるはずです。
それはお金とかだけでなく知恵や人的な物も・・・

自分で分院をやってた時はたくさんの患者さんが来ていたのに・・・
自分で開院したらその半分も来ない・・・

今までは「院の看板の歴史」やスタッフの力など多くの力が加わって可能にしていたことが、自分だけの力でできていると勘違いするとおかしくなる訳です。

もちろん地域の方から人気がある人だったり、そのような動きをしている人であれば支持されるのでしょうが、今までそのようなことも考えたことが無かったり、そのような動きをしていない人が、自分の院を作ったらそのような動きができるというのはあり得ません。

自分で開院したら、自分が広告塔になり、1から作るしかありません。

まあ、最初に広告などにお金を掛ける手もありますが、飛び道具(広告)を使っても「広告打てば患者は来るだろう」と思っている人はだいたいが失敗します。

整体院・整骨院・鍼灸院は「地域密着型」のビジネスです。

あえてそれを解っていて、分院長をやってた院の近くに開院するのは、前の院と揉め事が起きるのであまりお勧めはしませんし、分院よりも人ネットワーク力が低ければ負けてしまうのであまりお勧めはしません。

場所が離れていて、患者さんがわざわざ電車や車に乗って、その方が開いた整体院・整骨院・鍼灸院に来てくれるならその人に魅力があるので今までと同じことを数多くやれば良いと思います。
資本力のあるチェーン店は「ネームバリュー」があるからまだ良いですが、個人が開いた院ではそれが「真っ白の状態」からスタートするわけです。。

つまり、地元の人にどれだけ来てもらえるかが集客のカギを握ります。
整体院・整骨院・鍼灸院の集客では、まず地元の人にしっかり認知してもらい、人から好かれることがとても大切です。

自分ではやっているつもりでも、判断するのは患者さんであるお客さんであり自分以外の人です。

自意識過剰にならない謙虚な気持ちの積み重ねが患者さんから支持を受けるのです。

流行っていない整骨院・人が来ない接骨院

これは歯科でもそうですが、流行っていない整骨院はだいたい

・先生やスタッフが無愛想
・人間的に裏表がありそう(愛想笑いがハンパない)
・院内に清潔感がない(というか汚い、散らかっている)
・スタッフや先生の格好がビシッとしてない
・体臭や口臭がハンパじゃない
・会話のタイミングが合わない

という共通点があります。これは歯科も接骨院も一緒です。
まあ、飲食店であれば

別に先生がイケメンじゃなくても繁盛している医院はたくさんあります。
別にスタッフに可愛い女の子が居なくても繁盛している医院はたくさんあります。
別に院の設備や内装がピッカピカじゃなくても繁盛している医院はたくさんあります。
別に院の場所がへんぴなところにあっても繁盛している医院はたくさんあります。

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